AviUtl2がついにリリース!! 解説、他ソフトとの比較、導入までをこの記事で!!

最近、インターネットで話題のAviUtl2、有名youtuberやVTuberも反応していて興味を持った方も多いのでは?

この記事ではAviUtlが全くわからないといった人でも、なぜこんなに話題なのか、他の無料で使用可能な動画編集ソフトと比較してどこが優れているのか、AviUtl2の導入方法を解説します。

目次

1章 Aviutl2とは

Aviutl2とは、正式名称を「AviUtl ExEdit2」と言い、長年日本においてニコニコ動画やyoutube動画投稿者に愛用されてきたフリーの動画編集ソフトウェアAviUtlの最新バージョンです。特徴として以下の点が挙げられます。  

  • 完全フリー
  • KENくん氏による個人開発
  • 軽量・高速
  • 有志によるプラグイン(拡張機能)が豊富
  • 日本語の解説記事が多い

以上の特徴はAviUtlの特徴ですが、AviUtl2ではこれに加えて、

  • 64Bitプログラムへの移行(最大メモリの増加)
  • モダンな初期UI
  • 拡張編集プラグインのウィンドウ統合

など様々な面で進化しているようです。

次の章ではほかの無料で使用可能な動画編集ソフトと比較をしていきます。

2章 他のフリーソフトとの比較

この章では主に、他の主流な無料で使用できる動画編集ソフトとの比較をしていきます。  

比較項目AviUtl2Davinch Resolveゆっくりムービーメーカー4Microsoft Clipchamp
ファイルサイズ100MB以下3.77GB2.0GB
(VOICEVOX込み)
158MB
(WinPCならプリインストール済み)
動画編集機能
動作スピード高速中速中速中速
扱えるファイル×(プラグイン次第で◎)
拡張性×
日本語での
チュートリアル
多い少ない多い少ない

おおざっぱに比較すると上記の表のようになります。

特に優れている点が、動作スピード日本語のチュートリアル記事の豊富さになります。ここがAviUtlの  おススメできる点で、主に日本国内でのシェアが高い理由です。  

AviUtl無印は昔からのプログラムに継ぎ足し継ぎ足しで構築されてきた結果、現代的なプロダクトとは言いにくく、 近年では作業中に使用できるメモリ領域や直感的なUIからDavinch Resolveに移行するユーザーも増えていましたが、AviUtl2になり大きな問題点が改善され、今後国内でのデファクトスタンダードになってもおかしくないでしょう。  

ぜひAviUtl2の導入を検討してみてください

以下から実際に導入方法を説明していきます。

3章 導入方法

AviUtl2はダウンロードから使用可能になるまでも初代よりシンプルです。  

まず、公式サイト「AviUtlのお部屋」に行きます。

AviUtlのダウンロード画面

ここで下にスクロールして  

★ダウンロード★  

からAviUtl ExEdit2 テスト版をダウンロード  

特にこだわりがなければ真ん中の.exe版がおススメ。私は一番上の.zipを選択  

ブラウザ上でファイルをダウンロードできたらファイルを開きます。

ここから、.exeファイルを選択し、画面の指示通り進行します。

(zip版はすべて展開をします。展開後、アプリケーションを開きます。)

AviUtl2の初期画面

このような画面が出ると思います。

この状態まで行けば既に編集作業は可能です。

人によっては青い画面が出ますが、詳細情報を開き実行してください。これはAviUtlの製作者KENくん氏を信頼するかをWindowsが聞いているだけです。あくまで自己責任ではありますが、信頼して実行します。

Windowsの警告画面

ここまででAviUtl2の本体の導入は完了しましたが、このままだと出力できる動画形式がAVIファイル形式のみになってしまうのでプラグインを導入しましょう。

出力プラグイン(x264guiEx)導入  

以下のリンクからファイルをダウンロードしてください。

Ver3.32以降はAviUtl2に正式対応しています。  

https://github.com/rigaya/x264guiEx/releases

zipファイルを取得し、展開します。

  • exe_filesフォルダをフォルダごとAviUtl2.exeと同じフォルダに
  • pluginsフォルダの中身をすべてC:\ProgramData\aviutl2\Pluginの中に  

それぞれ入れてください。

ProgramDataフォルダは隠しフォルダになっているため、エクスプローラー上部の…>オプション>表示>隠しファイル、隠しフォルダー、及び隠しドライブを表示するように設定を変更する必要があります

pluguinsフォルダは開いてCドライブから違うディレクトリに入れる必要があることに注意してください。

以上で無事作成した動画をmp4形式で出力できるようになりました。

次はいろいろなファイルを入力できるようにしましょう。

入力プラグイン(L-SMASH Works)導入  

L-SMASH WorksはAviUtlの読み込み可能なファイルを増やすプラグインです。  

こちらのサイトよりダウンロードしましょう  

ダウンロードしたら展開し、C:\ProgramData\aviutl2\Pluginの中に  

lwから始まるファイルをすべて入れてください。

ここまでやれば無事導入完了です。お疲れさまでした!

スクリプト導入

AviUtlの拡張性でもう一つ重要な役割を担っているものがスクリプトです。スクリプトとは雑に言ってしまうと、「手動でも出来るけど面倒臭いな…… 」という操作を簡単にするためのプログラムです。これを入れたからと言って何か新しいことが可能になるわけではありませんが、作業効率を大幅に上げてくれたり、リッチな表現が可能になるなどとても便利なものです。

そんなスクリプトの導入方法はC:\ProgramData\aviutl2\Scriptにプログラムファイルを入れるだけのものがほとんどです。プラグイン導入の際に使用したPluginファイルと同一階層にあるため、先述した通りProgramDataファイルを開くためにエクスプローラーの設定をいじる必要があります。

他プラグイン・スクリプトについて

AviUtlはその拡張性の高さが大きな魅力ですが、AviUtlからAviUtl2にかけて大きなシステム改修があったため、AviUtlで使用できたプラグインがAviUtl2では使用できない場合があります。そこで、使用可能なプラグインやスクリプトをまとめている有志によるサイトがあります。以下のサイトから使用したいプラグインやスクリプトを探すと良いでしょう。また、自分が発見した利用可能なプラグインがあればサイト上部にある情報提供フォームから連絡してみて下さい。 

AviUtl2 -プラグイン/スクリプト一覧

まとめ

ここまででAviUtl2とは何か、他アプリとの比較、導入方法までを解説していきました。

「日本でのシェアが高い無料で高品質の動画編集ツール」であることが分かったと思います。

個人的には、最近Davinchに移行しつつあったのですが、今後、プラグインやスクリプトが充実していくことを考えるとAviUtl2に移行するのも有力な選択肢だなと感じます。とりあえずは軽量なツールなのでダウンロードしておいて徐々に操作に慣れておこうと思います。

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