Galaxy Z Fold7 インプレッション:感動の軽さと薄さ!Z Fold4からどう進化した?

Ultraスペックを折りたたみスマートフォンで。

Galaxy Z Foldシリーズ史上、最も革新的なデザインを目指して、Samsungから満を持して登場した横折り型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold7」。

設計を一から見直したことで、横折り型折りたたみスマホとしては世界最薄・最軽量クラスを実現。ついに、折りたたみスマホが通常のスマホと同じように、気軽に持ち歩ける時代が到来しました。

今回は、そんなGalaxy Z Fold7を実際に予約・購入したので、開封時の感動や使い勝手などの印象を書きたいと思います。
Galaxy Z Fold4からの乗り換えとなるため、3世代分の進化にも注目しながら、その違いも詳しくご紹介します。実に3年ぶりの買い替えということで、個人的にも非常に楽しみにしていた一台です。

私ameは、初代Galaxy FoldからZ Fold4までは毎年買い替えてきましたが、Fold5、6は見送りしていたので、今回は久々の買い替えです!ワクワクが止まりません!

……財布のダメージもすごいけど。

目次

予約についての小話

公式サイトより

Galaxy Z Fold7は、同時発表のGalaxy Z Flip7とともに、7月17日から予約が開始され、8月1日に発売予定です。
今回私は、Samsung公式サイト「Samsung.com」にてSIMフリー版を予約・購入しました。

当初はキャリアでの購入も検討していたのですが、Samsung.comでは本体カラーとして標準のブルーシャドウ、ジェットブラック、シルバーシャドウに加え、限定色の「ミント」が用意されており――

ミント色のガジェットが大好きな私にとっては、見逃すわけにはいきませんでした。
また、キャリア版はSIMフリー版よりも値段が高かったり、キャリア独自のカスタマイズが施されていたりと、私にとってはSIMフリー版が最適でした。

私が使っていたGalaxy Z Fold4は、docomo版(SC-55C)だったため、Samsung公式サイトで製品を予約するのは今回が初めてでした。
とはいえ、予約の手順はとてもシンプル。カラー・容量を選び、下取りの有無の選択や配送先、支払い情報を入力するだけで完了します。

あとは発売日に届くのを楽しみに待つだけ……と思っていたのですが、ここでまさかの展開が。


7月29日、ヤマト運輸(クロネコメンバーズ)から1件の荷物到着通知が届きました。送り主の欄には「サムスン電子ジャパン(株)」の文字。そして、到着予定日は発売日2日前の7月30日

学割を利用して購入したので、購入特典が通常のGalaxy Buds3とは異なり、45W充電器でした

なんと、発売日よりも2日も早く端末が届いてしまいました…!

調べてみたところ、他の先行予約者の元にも同日に製品が発送されているようで、どうやらSamsung.comでは新製品の予約購入において“発売日前のフライング配送”が恒例になっているようです。
昨年のGalaxy Z Fold6や、今年2月発売のGalaxy S25シリーズでも同様に、数日前に入手できた例が報告されていました。

これはまさに嬉しい誤算。Galaxy製品をいち早く手に入れたい方には、キャリアでの予約よりもSamsung公式サイトでの予約がオススメです。

ちなみに今回より、楽天のSamsung公式ストアでもSIMフリー版の販売が開始され、Z Fold7/Flip7を予約した方は本家公式サイトよりさらに1日早く製品が発送されたようです。
情報が見当たらなかった為、到着日までは不明ですが、「いち早く製品を手に入れたい!」という方はそちらも要チェックです。

開封の儀

それでは本体の開封に移ります。

こちらが箱のデザイン。表面には本体のシルエットが描かれていて、シンプルながらもおしゃれです。
開ける前からテンションが上がります!

左がZ Fold7、右がZ Fold4の箱

手元にZ Fold4の箱が残っていたので並べて比較してみると、文字のみのデザインから変化していることが分かります。
また、本体の大型化に伴い、パッケージサイズも僅かに大きくなっていました。

それでは、ペリペリを剥がして箱を開けます。


いざ開封!!

パッケージを開けると、真っ先にZ Fold7本体が開かれた状態で鎮座しています。
視覚的なインパクトが大きく、興奮度が一気に高まります!

実機のミントカラーは、想像していた以上にやわらかくて淡いパステル調
とてもかわいらしく、個性的なのに派手すぎない絶妙な色合いです。

そして、本体を取り出そうと持ち上げたところ…

薄っ!!

と思わず声が出てしまいました。実機に触れると、改めてその“究極の薄さ”を実感させられます。

Galaxy Z Fold7は、開いた状態で約4.2mm、閉じた状態でも約8.9mmと、かつてないほどの薄さを実現。
参考までに、Z Fold4は開いた状態で約6.3mm、閉じた状態では約14.2mmだったので、数値だけでもZ Fold7の進化が際立っているのが分かります。

そして、薄さと並んで感動したのが本体の軽さです。
Galaxy Z Fold7の重量はわずか215g。折りたたみスマホでありながら、一般的なフラッグシップスマホと同等レベルの軽さです。
これは横折り型折りたたみスマホとして世界最軽量であり、Z Fold4の263gと比べて実に48gの軽量化を実現しています。

この辺りの比較やデザインについては後ほど触れる為、一旦本体を取り出しまして…

箱の蓋の裏側には、その他同梱物が、まとめて収納されています。
この構造はZ Fold4のものと同様ですが、今回もやや取り出しにくさを感じました。

同梱物は以下の3点です。

  • SIM取り出し用ピン
  • USB Type-C to C ケーブル
  • 各種説明書類

必要最低限ですね。Z Fold4の時と変化はありません。

アクセサリーをチェック

今回、Z Fold7の購入に合わせて、Spigen製のケースとガラスフィルムも用意しましたので、併せてご紹介します。

というのも、Z Fold7には中華製の折りたたみスマホとは異なりサブディスプレイ側に保護フィルムが標準装着されておらず、ケースも付属しない為、別途用意する必要があります。
純正のアクセサリーも販売されているので、気になる方は公式サイトを覗いてみてください。

Spigen Glas.tR EZ Fit Pro(ガラスフィルム)

まずはガラスフィルム「Glas.tR EZ Fit Pro」からご紹介します。
こちらは他のモデル向けにも展開されている高価格帯のガラスフィルムで、専用の貼り付けキットを使うことで、誰でも簡単かつ綺麗に貼り付けができるのが特長です。

驚いたのは、そのパッケージサイズの大きさ。ガラスフィルム2枚が横に並べられて収められている為、Z Fold7のパッケージサイズよりも大きいです。

同梱物は以下の通りで、貼り付けに必要なアイテムがすべて揃っています。

  • ガラスフィルム(2枚入り)
  • ホコリ取りシール
  • クリーニングクロス
  • ウェット系スクリーンクリーナー
  • 気泡取り用スクレイパー
  • 貼り付けガイド

まさに、値段に見合う充実の内容といった印象です。安心して作業することができます。
また、端末を固定するための固定機器はガラスフィルムとセットになっています。

貼り付け作業は非常に簡単で、まず、Z Fold7本体の画面をクリーニングクロスなどで丁寧に拭き、ホコリを除去。
その後、付属のガイドに従って固定用のフレームをセットし、中央に貼られているシールを剥離して、指でなぞるだけです。

これだけでズレなく綺麗に貼り付けることができました
なお、このガラスフィルムは画面サイズより僅かに小さめに設計されていますが、これはSpigen製のケースとの干渉を防ぐための仕様です。他社製のケースと組み合わせて使用する際には、干渉する可能性がありますので、事前に確認しておく必要があります。

続いて、このフィルムにマッチするケースも見ていきましょう。

Spigen Air Skin MagFit(ケース)

続いて、Z Fold7用のケースには 「Air Skin MagFit」 を選びました。
こちらはTPU素材のクリアケースで、MagSafe対応アクセサリーが使えるよう、ケース内部にマグネットが内蔵されています。

Z Fold7自体はQi2ワイヤレス充電には対応しているものの、本体にはマグネットが内蔵されていないため、MagSafeアクセサリーを使うには別途対応ケースが必要です。
こちらのケースを組み合わせることで、Z Fold7のQi2対応を最大限に活かせるようになります。

ケース本体のほかに、ケースを正しく本体に固定するための両面接着テープが付属しています。

今回選んだ「Air Skin MagFit」は、サブディスプレイ側の側面まで保護できる両面タイプのケースです。
しかし、サブディスプレイ側のケースは細く、衝撃や日常使用によってズレたり外れやすいという欠点があります。
そのため、付属の両面テープでしっかりと固定することで、万が一の落下時などに正しく衝撃を分散させることができます。
この点について、正しい貼り付け方法を記した注意書きも同梱されております。

薄型化の影響か、SAMSUNG純正のケースはすべて背面側のみを保護する仕様に変更されており、サブディスプレイ側の保護は省略されています。

その代わりとして、純正ケースにはサブディスプレイ用の保護フィルムが同梱されているようです。

ケースの使用感については、後ほど詳しく紹介します。

本体の外観をチェック

本体デザイン

それでは、Galaxy Z Fold7本体のデザインを見ていきましょう。

まずは表面から。メインディスプレイのサイズは約8.0インチで、アスペクト比は10:9と、正方形に近いです。

メインディスプレイの右上には、パンチホール型のインカメラが採用されています。
前モデルでは画面下にカメラが埋め込まれていたため、今回の仕様変更は惜しいポイントです。
このあたりの変化については、後ほど取り上げます。

本体を折りたたんだ状態がこちら。カバーディスプレイのサイズは約6.5インチ、アスペクト比は21:9と縦長で、より一般的なスマートフォンに近い形状となり、折りたたんだ状態での使用感が大幅に向上しました。
また、カバーディスプレイの上部中央にも、10MPのパンチホール型インカメラを搭載しています。

21:9のアスペクト比は、少し前のXperiaシリーズを彷彿とさせますね。
SNSのタイムラインを眺めるのに最適です。

本体背面です。三眼構成のメインカメラとLEDフラッシュが並びます。
そして何より、ミントカラーがとても爽やかで美しい…。無限に眺めていられるような、絶妙な色合いです。

本体側面です。USB TypeC端子の厚さのギリギリ具合から、本体の薄さが伝わりますでしょうか。
本体右側面にあったSIMトレーは、本体上側面へと移動しています。

また、指紋センサー内臓の電源ボタンや音量ボタンも、設計の見直しにより薄型化されています。
この薄さの電源ボタンで指紋を読み取れることに驚きです。

ただ、気になるのがカメラバンプの出っ張り。
本体の片面分、あるいはそれ以上の厚みがあるように見え、机に置いたときのガタつきがかなり気になります。

カメラ性能の大幅な向上と、本体の薄型化のトレードオフだとは理解しつつも、次世代モデルでは改善してほしいところですね。

カメラモジュールを保護し、ガタつきを軽減するためにもケースを装着した方が良さそうですね。
先ほど紹介した「Spigen Air Skin MagFit」を装着してみます。

ケースを装着してみる

ケースを装着した様子がこちら。
背面にはマグネットリングがやや目立つものの、ミントの色味もきれいに透けていて、本体デザインを損なわない透明な仕上がりが魅力的です。

ただし、メインカメラとマグネットリングの位置が近いため、使用するMagSafeアクセサリーによっては干渉してしまう点には注意が必要です。
特に、MagSafe対応のモバイルバッテリーは本体形状が角ばっているものが多く、カメラと干渉してしまい正しい位置にセットできず、充電が行われない場合があります。

比較的薄型のケースではありますが、ケース装着時の厚さは本体を閉じた状態で約12.5mmとなり、それなりに厚みが増します。
とはいえ、素の状態では本体が非常に薄く、むしろ落としそうで不安になるレベルだったため、ケース込みでも過度に分厚く感じることはなく、手にしっかりフィットするサイズ感です。

また、カメラバンプ部分よりもわずかにケースが出っ張っており、カメラの保護にも配慮されている点が好印象です。

側面は、電源ボタン・音量ボタンの位置に合わせて広めにくり抜かれた形状になっています。
Z Fold7は、本体のさらなる薄型化やヒンジ構造の変更により、素の状態では指が滑ってなかなか開きづらく、爪を引っかけるようにして開く必要があります。

しかし、このケースの側面のくぼみに指をかけることで、スムーズに本体を開けるようになります。
Z Fold7を快適に使用するには、何かしらのケースを取り付けた方が良さそうです。

Galaxy Z Fold4と比較

左がZ Fold7
右がZ Fold4

Galaxy Z Fold7とZ Fold4を並べてみました。
比較してみると、本体サイズが一回り大きくなっており、メインディスプレイのアスペクト比もより正方形に近づいていることがわかります。
また、Z Fold4では丸みを帯びていた角が、Z Fold7では角ばっていて、よりスタイリッシュな印象を受けます。

ただ、横画面での比較画像の通り、Z Fold7ではパンチホールカメラがコンテンツに被ってしまっているのが気になります。
一方、Z Fold4は画面埋め込み型のインカメラのおかげで、コンテンツにほとんど影響を与えていません。
全画面表示時のコンテンツの見やすさはZ Fold4に一日の長がある印象です。

それぞれのディスプレイサイズやアスペクト比などの比較は、以下の通りです。

Galaxy Z Fold7Galaxy Z Fold4
カバーディスプレイ6.5インチ 21:9
2520 x 1080 FHD+
6.2インチ 23.1:9
2316 x 904 HD+
メインディスプレイ8.0インチ 10:9
2184 x 1968 QXGA+
7.6インチ 21.6:18
2176 x 1812 QXGA+
折り畳み時本体サイズ
(高さ×幅×奥行)
158.4 × 72.8 × 8.9mm155.1 × 67.1 × 15.8~14.2mm
展開時本体サイズ
(高さ××奥行)
158.4 × 143.2 × 4.2mm155.1 × 130.1 × 6.3mm
重量215g263g
以下、左がZ Fold7、右がZ Fold4

カバーディスプレイを比較してみると、Z Fold4はかなり縦長でスリムな印象ですね。
一方で、Z Fold7は一般的なスマホに近い縦横比をしています。

特に文字入力や動画視聴など、縦横比に依存する操作ではZ Fold7の方が圧倒的に自然でストレスが少ない印象。
一度このカバーディスプレイの比率に慣れてしまうと、Z Fold4の細長い画面にはもう戻れないです。

Z Fold4の時点でも折り目はあまり目立つものではありませんでしたが、Z Fold7ではさらに目立たなくなっています。
光の加減でかすかに確認できる程度で、コンテンツを閲覧している最中に気になることはほぼありません。

ただし一点注意として、Z Fold4は長年の開閉による使用感が蓄積されている可能性があるため、折り目の差は経年劣化の影響も考慮して、あくまで参考程度にご覧ください。

本体を折りたたんだ状態でZ Fold4とZ Fold7を比べると、もはや別次元の薄さです。

Z Fold4はその重量感もあり、手に持つと「金の延べ棒でも持っているのか?」というほどのずっしりとした使用感でした。
一方でZ Fold7は、まるで一般的なスマートフォンのような軽快さ。
ポケットにもすんなりと収まり、日常的な携帯性が格段に向上しています。

特にZ Fold4は、ヒンジ側に隙間が生じる構造だったため、折りたたんだ際に画面同士が完全には密着せず、野暮ったい印象がありました。
Z Fold5以降ではこの点も改善され、閉じたときのスマートさが際立っています。

上がZ Fold7、下がZ Fold4

ヒンジ側の厚みを見比べてみると、パッと見ではZ Fold7はZ Fold4の半分近くまで薄くなったように感じます。
6.9mmの厚みの違いはとても大きいです。

また、Z Fold6以降のモデルでは、ヒンジを含む側面全体がマット仕上げに変更されており、指紋や皮脂が目立ちにくくなっているのも好印象です。

ただし、カメラバンプはZ Fold4に比べて倍近く飛び出しています
横から見ると、レンズがかなり主張しているのが一目で分かりますね。

重さをチェック

Galaxy Z Fold7の重さを計測

Galaxy Z Fold7にガラスフィルムのみを装着した状態で重さを測ってみたところ、実測で228gでした。
公称の本体重量が215gとなっているため、ガラスフィルムの重さは約13gでしょうか。

さらに、「Spigen Air Skin MagFit」を装着した状態でも重さを測ってみたところ、267.5gという結果に。
ガラスフィルム込みの状態から比較すると、ケース単体で約40gあることが分かります。

この重さになると、せっかくのZ Fold7の本体の軽量さが失われてしまう印象です。
できるだけ本体の持ちやすさ・携帯性を活かしたい方は、より軽量なケースやスキンシールでの運用がオススメです。

Z Fold4の重さと比較

Galaxy Z Fold4についても同様に重量を測定してみました。
本体単体で269g、アラミド繊維製ケースを装着した状態で280.5gという結果に。
なお、こちらにはガラスフィルムは装着していないため、純粋な本体の重さとなります。

ちなみに、公称値は263gのため、手元の実測ではやや重めに出ています。
それでも、Z Fold7にガラスフィルム+ケースを装着した状態で、Z Fold4の素の重量とほぼ同等と考えると、Z Fold7の軽量化の進化がよく分かります。

さらに、本体サイズの違いの影響か、数値以上にZ Fold7の方が軽く、手に取ったときの持ちやすさが際立って感じられました。

なお、Z Fold4で使用していたアラミド繊維製ケースの重量は約10gと、「Spigen Air Skin MagFit」と比較して大幅に軽量であることが分かります。
本体の軽さを活かしたいならアラミド繊維系、MagSafeなど機能性や保護性を重視するならSpigen系というように、軽さを取るか、保護を取るかで選択が変わってきそうです。

スペックをチェック

Galaxy Z Fold7のスペックを以下の表にまとめてみました。
参考までに、Z Fold4との比較も載せておきます。

スペック表

Galaxy Z Fold7Galaxy Z Fold4
カバーディスプレイ6.5インチ 21:9
2520 x 1080 FHD+
Dynamic AMOLED 2x 1~120Hz
6.2インチ 23.1:9
2316 x 904 HD+
Dynamic AMOLED 2x 48~120Hz
メインディスプレイ8.0インチ 10:9
2184 x 1968 QXGA+
Dynamic AMOLED 2x 1~120Hz
7.6インチ 21.6:18
2176 x 1812 QXGA+
Dynamic AMOLED 2x 1~120Hz
SoC(CPU)Snapdragon 8 Elite for GalaxySnapdragon 8+ Gen 1
RAM12GB / 16GB(1TBモデルのみ)12GB
ストレージ256GB / 512GB / 1TB256GB
バッテリー4,400mAh4,400mAh
メインカメラ200MP(広角)
12MP(超広角)
10MP(3倍望遠)
50MP(広角)
12MP(超広角)
10MP(3倍望遠)
フロントカメラ10MPパンチホール
(メインディスプレイ)
10MPパンチホール
(カバーディスプレイ)
4MP 画面埋め込み式
(メインディスプレイ)
10MPパンチホール
(カバーディスプレイ)
防水、防塵IP48IPX8
生体認証指紋認証、顔認証指紋認証、顔認証
おサイフケータイ◯(国内版のみ)◯(国内版のみ)
ワンセグ、フルセグ××
Sペン×
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac/ax/be(Wi-Fi7)802.11 a/b/g/n/ac/ax
BluetoothBluetooth 5.4Bluetooth 5.2
初期搭載OSOne UI 8(Android 16)One UI 4(Android 12L)
スピーカーステレオスピーカーステレオスピーカー
充電端子Type-CType-C
折り畳み時本体サイズ
(高さ×幅×奥行)
158.4 × 72.8 × 8.9mm155.1 × 67.1 × 15.8~14.2mm
展開時本体サイズ
(高さ××奥行)
158.4 × 143.2 × 4.2mm155.1 × 130.1 × 6.3mm
重量215g263g
カラーバリエーションブルーシャドウ
シルバーシャドウ
ジェットブラック
ミント
グレイグリーン
ファントムブラック
バーガンディ
ベージュ
公式サイトより

Galaxy Z Fold7は、Galaxy S25 Ultraと同様に現行最高峰のSoC「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を搭載
マルチタスクやゲームといった高負荷な処理も余裕でこなすことができます。

さらに、Wi-Fi 7への対応や、最新のAndroid 16搭載など、細かい要素のアップデートもしっかり押さえられています。
日常使いはもちろん、ビジネスやクリエイティブ用途でも高いポテンシャルを発揮するでしょう。

一方で、バッテリー容量はZ Fold4と同じ4,400mAhの据え置き。
近年では5,000mAh超えのスマートフォンも増えてきている中、大画面で消費電力も多いフォルダブル端末としてはやや不安が残る印象です。

初期搭載OSは最新のOne UI 8

Galaxy Z Fold7は、Android 16をベースとしたSAMSUNG独自UI「One UI 8」を搭載しています。
このOne UI 8は、Galaxy AI体験が大幅に強化されたことで、Z Fold7の利便性を最大限に高めています。
Z Fold7 / Z Flip7が初の公式リリースとなり、今後はS25シリーズやZ Fold6 / Z Flip6などの旧モデルにも順次展開される予定です。

日常的に使用してみた感想

さて、Galaxy Z Fold7を実際に約2週間使用してみて感じた、Z Fold4との使用感の違いやスマートフォンとしての総合的な評価を、率直にまとめてみたいと思います。

とにかくサイズ感が最高

何度も繰り返しになりますが、Z Fold4からZ Fold7への乗り換えで最も感動したのは、サイズ感です。
一般的なスマートフォンとほぼ同等の薄さ・重さになったことで、Z Fold4時代に感じていた不便さが一気に解消しました。
以前はズボンのポケットに入れるとパンパンに膨らんだり、端末の重みでズボンがずり落ちそうになったりと、正直しんどかったのですが、Z Fold7ではすっとポケットに収まる為、いよいよ折り畳みスマホが日常に溶け込む時代がやって来たか…と実感しています。

実際、ネット上の購入レポートを読み漁ってみると、これまで折り畳みスマホには抵抗があった人が、今回のサイズ感に惹かれてついに購入に踏み切ったという声を多く見かけました。
Z Fold7の軽さと薄さは、新規ユーザーにも刺さり、折り畳み端末のシェア拡大に貢献しているようです。

また、カバーディスプレイが格段に使いやすいサイズ感になったことは、私の折りたたみスマホの使用スタイルを大きく変えました。

Z Fold4のカバーディスプレイは縦長すぎて操作がしづらく、通知チェックや決済時に最低限使用する程度で、基本的には作業時にはメインディスプレイに頼っていました。
しかしZ Fold7では、一般的なスマホと同じ感覚でカバーディスプレイを操作できます。その結果、日常的な用途はカバーディスプレイ、ブラウジングやコンテンツ閲覧はメインディスプレイ――というように、自然に役割分担が生まれ、カバーディスプレイの使用頻度が激増しました。

カメラの進化は実感できるものの、”Ultra級”には一歩及ばず

Z Fold7では、Samsung公式が“Ultraスペック”と自ら称するように、カメラ性能の進化が大きくアピールされています。
実際、下のスペック表を見てもその進化は明らかで、特に広角カメラの性能はGalaxy S25 Ultraと同等にまで引き上げられています。

Galaxy Z Fold7Galaxy Z Fold6Galaxy Z Fold4Galaxy S25 Ultra
広角200MP
F1.7 / 24mm
1/1.3インチセンサー
光学式手ぶれ補正(OIS)
50MP
F1.8 / 23mm
1/1.57インチセンサー
光学式手ぶれ補正(OIS)
50MP
F1.8 / 23mm
1/1.56インチセンサー
光学式手ぶれ補正(OIS)
200MP
F1.7 / 24mm
1/1.3インチセンサー
光学式手ぶれ補正(OIS)
超広角12MP
F2.2 / 13mm
12MP
F2.2 / 12mm
12MP
F2.2 / 12mm
50MP
F1.9 / 13mm
望遠10MP 光学3倍
F2.4 / 67mm
1/3.94インチセンサー
光学式手ぶれ補正(OIS)
10MP 光学3倍
F2.4 / 66mm
1/3.94インチセンサー
光学式手ぶれ補正(OIS)
10MP 光学3倍
F2.4 / 66mm
1/3.94インチセンサー
光学式手ぶれ補正(OIS)
10MP 光学3倍
F2.4 / 67mm
1/3.52インチセンサー
光学式手ぶれ補正(OIS)

50MP 光学5倍
F4.4 / 111mm
1/2.52インチセンサー
光学式手ぶれ補正(OIS)
ビデオ性能8K UHD (最大30 fps)
4K UHD (最大60 fps)
1080p (最大240 fps)
720p (最大960 fps)
HDR10+
8K UHD (最大30 fps)
4K UHD (最大60 fps)
1080p (最大240 fps)
720p (最大960 fps)
HDR10+
8K UHD (最大24 fps)
4K UHD (最大60 fps)
1080p (最大240 fps)
720p (最大960 fps)
HDR10+
8K UHD (最大30 fps)
4K UHD (最大120 fps)
1080p (最大240 fps)
720p (最大960 fps)
HDR10+

一方で、超広角や望遠カメラの性能はZ Fold6から据え置きです。
50MPの超広角カメラや、光学3倍の望遠カメラに加えて光学5倍のペリスコープカメラを備えるGalaxy S25 Ultraと比べると、やや物足りなさを感じる仕様となっています。

以下に、作例を幾つか載せておきます。写真は全て撮って出しです。

山中湖の方へ旅行に行った際に。Galaxyらしいメリハリの効いた色味です
手前の砂利の描写が良い感じ。車のナンバーは編集で隠してます
すみだ水族館にて。光学3倍ズームはメインカメラと比べると、やや描写力に欠ける印象
10倍までズームしてしまうと塗り絵感が強くなりますね…写りを重視するなら5倍程度に抑えた方が良さそう
スイーツをパシャリ。実物に忠実な色味で、派手過ぎず落ち着いた印象に仕上がりました
食事モードで撮影してみました。特に暖色の乗り方が好みで、美味しそうに撮れてます

カメラを暫く試してみた印象としては、Z Fold4から3世代分の進化を確かに体感できました。
レンズ構成そのものは変わっていないものの、センサーの進化による描写力の向上は圧倒的で、端末のサイズ感も相まって「手軽ながらも本格的」な撮影体験が得られるようになっています。

私は横折り型折りたたみスマホの大きな魅力として、「撮影した写真を、そのまま大画面で鑑賞できる」点を推しています。
Z Fold7はカメラが大幅に進化したことで、この体験がさらに引き立ちました。撮影直後に高精細な写真を大画面で確認できるのはもちろん、家族や友人にその場で見せたり、Lightroomによる編集作業を快適に行えたりと、単なる“撮るだけ”にとどまらない楽しみ方が可能になっています。

公式サイトより

ズーム倍率は、Z Fold4の最大10倍から最大30倍へと進化しました。
ただし、3倍以降はデジタルズームとなるため、10倍を超えると画像に“塗り絵感”が強く出てしまい、実用性は限定的です。あくまで記録用途として割り切って使うのが現実的でしょう。
写りのクオリティを重視するのであれば、5倍程度までに抑えて撮影するのがベストバランスに感じられました。

また、2億画素モードでの撮影も試してみました。
確かに、1200万画素や5000万画素での写真と比べると細部や文字までしっかり描写され、拡大した際の違いは実感できます。とはいえ、その差は劇的というほどではなく、さらに撮影ファイルが約100MB前後と非常に大きくなるため、日常的に使うシーンは限られそうです。

なお、5000万画素および2億画素での撮影はメインカメラに限定されるため、ズーム倍率も1~5倍に制限される点には注意が必要です。

薄型化した指紋認証センサーは精度・速度ともに良好

先述の通り、Z Fold7は薄型化に伴い、側面の指紋認証センサーを搭載した電源ボタンも従来モデルよりさらにスリムになりました。
初めて本体を手にしたときは、「こんなに薄くて本当に指紋を読み取れるのか?」と不安に感じましたが、実際に使ってみるとその心配は杞憂でした。

しばらく使用してみても、認識が上手くいかない場面はほとんどなく、従来モデルと同等の精度と速度が確保されているように感じました。
顔認証と組み合わせることで、快適に端末のロックを解除する事ができます。

また、従来モデルでは、「センサーに指を置いて、離して」を何度も繰り返す指紋登録だったのが、Z Fold7では、「センサーに指を置いたまま、ゆっくりと指先をセンサーの周囲に沿って動かし、読み取らせる」方法へと変更されていました。

他社製のスマホでも見たことがない初めての登録方法でしたが、登録時の端末のバイブレーションが中々癖になります…

バッテリー持ちは十分、発熱はやや多め

Z Fold7を購入する前に、私が最も不安視していたのは「バッテリーの持ち」と「発熱の程度」でした。
というのも、Z Fold4はお世辞にもバッテリー持ちは良いとは言えず、負荷がかかると発熱してしまう印象があったためです。
Z Fold7はバッテリー容量自体はZ Fold4から据え置きで、さらに筐体が薄くなったことで放熱処理が難しくなるのではと予想していました。

まずバッテリー持ちについてですが、これは想定以上に改善されており、日常的な利用であれば問題なく1日中充電なしで使えます。比較対象が3年使用したZ Fold4ではありますが、Z Fold4はメインディスプレイで作業しているとバッテリーが急激に減り、一日に2〜3回は充電しなければなりませんでした。

それがZ Fold7に乗り換えてからは、同じような使い方でも一日1回の充電で収まっているのが非常に嬉しいポイントです。これは、先述のカバーディスプレイの進化によってメインディスプレイを使う機会が減り、相対的にバッテリー消費が抑えられていることに加え、Snapdragon 8 Eliteの省電力性能の高さが寄与していると考えられます。

一方、発熱に関してはZ Fold4と同等、もしくはそれ以上という印象です。
熱さそのものは「ほんのり温かくなる程度」で、触れなくなるほどではありません。ただし、負荷をかけた際に発熱が気になり始めるタイミングは、Z Fold4よりもやや早いと感じました。

Z Fold7は薄型化を優先したためか、Z Fold4同様ベイパーチャンバーを非搭載です。そのため、放熱性能は一般的なフラッグシップ機と比べると一段劣る印象があります。
大画面を活かしてゲームや動画編集など負荷の大きい用途を考えている方は、外部の冷却アクセサリーを併用するのがオススメです。

ただ、Snapdragon 8 Eliteのおかげでアプリの動作に不満を感じることは一切ありません。
発熱はやや気になるものの、処理性能自体はまさに「流石」といった印象で、日常使用はもちろん重めのアプリでも快適にこなせます。

パンチホール搭載とSペンの非対応、暫く使ってみての感想

先述の通り、Z Fold4ではメインディスプレイ側のインカメラが画面内埋め込み式でしたが、Z Fold7では薄型化の影響でパンチホールカメラに変更されています。
さらに、Sペン用のデジタイザが非搭載となったことで、Z Fold7はSペンに非対応となりました。

まずはパンチホールについてです。
Z Fold3以降の画面埋め込み式インカメラに慣れていた私にとって、乗り換え当初はこのパンチホールこそが最大の不満点でした。
Webブラウジングや動画視聴の際に、大きくコンテンツに被るカメラ穴が気になり、覚悟していたものの相当なストレスを感じていました。

しかし、慣れとは怖いもので、使い込むうちに次第に気にならなくなり、今ではすっかり慣れてしまいました。
むしろ、同じくパンチホール方式だったZ Fold2 5Gを思い出し、どこか懐かしさすら覚えるほどです。

また、One UIの設定項目からは、アプリ毎に

  • パンチホールにコンテンツを被せて表示する
  • 上部に黒いバーを設けてパンチホールを隠す

という2通りの表示方法を選ぶことができます。

この機能を活用し、YouTubeやPrime Videoといった動画アプリ、またChromeなどではカメラ領域を隠す設定にすることで、表示領域はやや小さくなるものの、以前のモデルと同じような感覚で利用することができました。

公式サイトより。画像はZ Fold4です

一方、Sペン非対応についてです。
私自身は元々、Sペンを簡単なメモ書き程度にしか使っていなかったため、大きな不満はありませんでした。というのも、Android版のGoodNotesアプリはiOS版と比べて機能が限られており、実用性が低いため、私は結局 iPad + Apple Pencil の組み合わせに落ち着いていたからです。

しかし、SペンとZ Foldの組み合わせによる「どこでもすぐに書ける機動力」を重視していた方にとっては、乗り換え先が見つかりにくく、かなり痛手になるだろうと感じます。
この点は、まさにユーザーの使い方によって評価が大きく分かれるポイントだと思います。

画面埋め込み式カメラやSペン対応といった点は、やはりZ Foldシリーズならではの魅力だったと感じます。
次期モデルでは再び対応してもらえると、さらに完成度の高い一台になるのではないでしょうか。

まとめ

折り畳みスマホ沼から抜け出せないです

ということで、Galaxy Z Fold7を予約・購入してから約1ヶ月間使用したインプレッションをお届けしました。
Z Fold4以来、3世代ぶりの乗り換えとなりましたが、購入前から抱いていた期待を大きく上回る体験を得ることができ、非常に満足しています。

折り畳みスマホも登場から5年が経ち、縦折り・横折りともに成熟期に入ったと感じられるのが、今回のZ Fold7 / Z Flip7でした。
依然として価格の高さはネックですが、「折り畳みスマホを始めてみたい」という方にとっては、現状もっとも安心して選べる一台だと自信を持っておすすめできます。

とはいえ、Sペン非対応やインカメラのパンチホール化など、薄型化の副作用として従来モデルで評価されていた機能が削られているのも事実です。
次期モデルではこれらが再び盛り込まれることで、より完成度の高い一台になるのではないかと期待しています。

画面が大きいので単体でAndroid Autoのように使用できるのが便利です

総評として、高価な買い物ではありましたが、大変満足しています。公式保証サービス「Galaxy Care」にも加入したため、今後2~3年は安心して使い続ける予定です。
ミント色の筐体はとても美しく、スマホにあまり関心のない人からも「そのスマホ何!?」と声をかけられることがあり、ちょっとした会話のきっかけにもなっています。
さらに、三つ折りモデルの登場が噂されるなど、折り畳みスマホはまだまだ進化の余地があるジャンル。
初代Galaxy Foldから追いかけてきた自分としても、これからの進化から目が離せません。

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